たまには獣人の再定義を試みてみたりする

ずーっと動物キャラクターとは何か思い悩んでいる上羽です。


動物キャラクターっていうのは、おおむねデフォルメ&擬人化された動物だと思ってもらって良いと思います。
上羽の使い古したたとえでいえば、うさこちゃんミッフィー)とか、しまじろうとか。
これらのキャラクターの特徴は、物語上、そのキャラクターが動物である必然性がないことです。人間でも全くいいわけです。ただ、外見が動物をモチーフにしているだけといっても差し支えないでしょう。
これらのキャラクターが「獣人」だとはどうしても思えない上羽は、獣人の定義との関係でいっつも考えているのであります。


上羽の唱える獣人の定義は、書庫を見て頂けばわかるのですが、「獣であり、人であるもの」です。
より厳格化し、「獣人とは、動物と人間の要素をどちらも備えている物語上のキャラクターをいう」という定義をしたこともあります(昨年の耳しっぽ小論文。そういえば、まだまとめて書庫にアップしてないや…。)
つまり、外観だけでなく、コンテクスト(物語の文脈)的にも、獣であり、人でなければならないという意味です。
「獣人は、人間との関連性の中において、獣人である」という第2項を付け加えることも検討しましたが、どこか決定的ではなく、採用には至っていません。


で、ふと思ったんですが、獣人ってのは、人と動物の間にある自分のアイデンティティについて思い悩む(かどうかは知らない)存在じゃないのか。
ならば、獣人とは、「獣であり、人であるというアイデンティティを有するもの」ということでいいんじゃないか。
アイデンティティってなんなんだ、ってことになりますけどそこはそれ。
でもやっぱりしっくりこないなぁ。アイデンティティに目覚めてない獣人ってのもありうるもんなぁ。


そんなわけで、また泥沼に陥って行く上羽なのでありました。