巳年随想(続々)

なんか考えが煮え切らずまとまらない随想其の参です。


昨夜はヘビ人間とギリシア神話について述べましたけれども、中国の神話上の存在、三皇の一とされる伏羲・女媧も、上半身が人間、下半身がヘビといわれています。八卦をもたらし、人間を作り出したという神々ですが、ヘビ人間が人間を作り出したというのは、なかなか興味深いではありませんか。
キリスト教では周知のごとく、ヘビとは誘惑者であり、悪魔であります。
また、神話のヘビは世界そのものとも密接に関わりがあり、たとえばインド神話北欧神話では、世界の一番外側では、巨大なヘビが自らの尾に噛み付いているといわれます。そこでは、ヘビは永遠ないし死と再生の象徴です。
ヘビは死をもたらす場合もありますが、再生をもたらす場合もあります。
死者をも蘇らせる医者アスクレーピオス(へびつかい座のモチーフ)の杖にはヘビが巻き付いています。まさしく、脱皮をして生まれ変わるともみえるヘビの再生の力がそこに宿っているわけです。またギリシア神話ですが。


えーとヘビにんげんとトカゲにんげんの違いについていまふと思ったのですが、(手足が着いていたらそもそも蛇足というやつでヘビじゃない気もするのですが置いといて)その見分け方として考えられるのは、まぶたがあるか、耳孔があるか、といったことでしょうか…。結局、素人には見分けられないんじゃないかというのは禁句です。


これまでにヘビにんげんとかモンスターとか含めて、記憶に残っているものというと…なんだろう。
……七匹の大蛇?(誰も知らない)
……ドロねこ9!の暗殺者の人?
まあ、いいや。


最後に、ヘビというと、群馬県太田市藪塚のジャパンスネークセンターがおすすめです。
実は上羽も行ったことがありますが、ヘビを首に巻いて写真がとれます。実に素敵な施設ですので、機会があればぜひどうぞ。