蛇足

くまのプーさん」の続編が出るというニュースを見ました。
こういってはなんですが、完全な蛇足だと思います。
あの物語は「くまのプーさん」「プー横丁にたった家」の二作でみごとに完結しています。続編を書いたのは、あの物語を理解していないか、単なる商業主義かどちらかだと思います。
以前、「ライ麦畑でつかまえて」の続編を赤の他人が書き、原作者が差し止めを求めた事件がありましたが、そもそも、他人が続編を書くことを予定していない作品について、他人が勝手に続編を書くのはおかしな話です。
(もっとも、原作者が同意していても、完璧に蛇足だってのもありますが…某アーサー・C・クラークとか。)
作品の価値は本来読んでみなければわからないとは思いますが、あえて書かせてもらいました。