前説

 前振りから多少時間があいてしまいましたが、動物の外観や能力を一定程度備えた人間キャラクター(すなわち獣人)の物語表現において、身体の全部を動物めいたフォルムであらわす表現法と、身体のごく一部のみに動物的パーツを付加する表現法との関係性の分析をしてみようと思っています。
 えー、ごく簡単にいうなら、獣人にはマズルが不可欠だという一派と、耳しっぽで十分じゃないのという一派がいるので、それぞれの嗜好の違いについて考察してみようということです。
 上羽は、おおかみにんげんになりたいとらにんげんで、変身型の半人半獣型獣人なんですが(その意味では前者の範疇ですが)、後者、すなわち耳しっぽ主義の存在についても以前から注目してきているところです。だって、獣人の皆さん、たまにしっぽがしまえないことがあるでしょう?


 というわけで、今後数日にわたり、あんまり練れてない上羽的妄想世界がめくるめく展開される予定ですので、しばらく我慢しておつきあいください。(いや、我慢してまでおつきあいしていただく必要はないんですけどね…)